不安・抑うつに対する子どもの認知行動療法(CBT)
下記のような困りごとはありませんか?
- 不安や心配が頭から離れない
- 気分が落ち込み、やる気が出ない
- イライラすると切り替えにくい
診療・カウンセリングの一部として実施します
主治医が診療上必要と判断し、治療指示を出した場合に、診療・カウンセリングの一部として実施します。
当院では、その方の状態に応じたカウンセリングを行っており、子どもの認知行動療法(CBT)はそのうちの一つです。他にも色々なカウンセリングの技法を導入しています。
CBTの基本原理は成人と共通ですが、子どもでは年齢・発達段階に合わせて説明や図、ワークを工夫し、必要に応じて保護者とも連携します。本プログラムは、子どもの不安・抑うつに対するCBTの研究知見と診療ガイドラインを参考に、当院が独自に開発・構成した全10回の治療プログラムです。内容や順序は、主治医の治療方針とお子さんの状態に合わせて調整します。[1、3、4]
CBTは不安や抑うつの治療方法として益々認知されていますので、ご存じの方もいらっしゃると思います。ご希望の方は、主治医にご相談ください。主治医が治療適応があると判断した場合、治療選択肢の一つとしてご提案します。
※同様の内容の集団向けのプログラムもございます。子ども集団プログラムは10人から12人で毎週通院していただく集中プログラムです。
こちらは1:1の個別プログラムとなります(月2回、1対1個別プログラム)。
CBTについて、一般的に報告されていること
不安症
子ども・思春期の不安症に対するCBTは診療ガイドラインで推奨されています。Cochraneレビュー(87研究、5,964人)では、治療後に主な不安症の診断がなくなった割合はCBT 49.4%、待機・無治療17.8%でした。[1、2]
抑うつ
とくに思春期の抑うつでは個別CBTが推奨され、症状軽減を支持する研究があります。年齢・成熟度・発達段階、併存症、家庭や学校の状況に合わせた調整が重要です。[3、4]
フォスター版子どもCBTの治療内容
- 個別・1回30分/全10回
| 回 | テーマ |
|---|---|
| 1 | オリエンテーション・からだのサインに気づこう |
| 2 | 気持ちに気づこう |
| 3 | 出来事・考え・気持ち・身体の反応・行動を分けてみよう |
| 4 | ストレスへの対処法を知ろう |
| 5 | 小さな活動から始めてみよう |
| 6 | できそうなことから段階的に挑戦しよう |
| 7 | 考え方のクセ(自動思考)を知ろう |
| 8 | バランスのよい考え方を練習しよう |
| 9 | いつもと少し違う行動を試してみよう |
| 10 | 問題解決の方法を身につけよう・振り返り |
- 主治医の診察日と同日または別日に受けていただきます。
- 各回、ご家庭で取り組む練習課題があります。
- 内容や順序は、主治医の治療方針とお子さんの状態に合わせて調整する場合があります。
- 症状や生活の変化を確認するため、定期的に簡単な心理検査を行います。
実施について
対象
原則として、当院に通院中の小学5年生~中学3年生の方です。症状・発達段階・治療状況を踏まえ、主治医が適応を判断します。
実施ペース
原則として月2回、全10回を約5か月で実施します。学校行事や体調不良等で月2回受けられなかった回は、出来るだけ翌月に追加して調整します。
やむを得ずこのペースが難しい場合は、主治医とご相談ください。







